印西地方の史跡巡り 泉福寺薬師堂

岩戸に鎮座する泉福寺薬師堂は、正面を東に向けた方3間の堂で、屋根は萱葺き寄棟造り、柱はすべて丸柱である。堂内部は前1間を外陣とし、後ろを内陣としている。

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堂内には秘仏薬師如来、本尊の前立千手観音、十二神将などが祀られている。

昭和52年に国の重要文化財に指定された。

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草創は弘治2年(1556)に焼失し、その後に再建されたといい、建物が室町時代前期の手法が示されている。

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昭和56年の修理のときに、貞享2年(1685)に現在地に移築されたことが分かった。