静岡の旅 久能山東照宮(2)

本殿からさらに奥に進むと、「家康公神廟」がある。現地説明板には、

<家康公は元和2年(1616)4月17日に甍去せられ、御遺命によってこの地に埋葬し奉った。廟の高さ6m、西向きになっている。>

と記されている。

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家康が亡くなった夜、遺命により遺骨は久能山に葬られた。2代将軍秀忠は、1年7ヶ月をかけて東照宮を建てたといい、3代将軍家光は、高さ5.5m、周り8mの石塔を建てたという。

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家康の墓所は、この久能山東照宮日光東照宮の2ヶ所であるが、遺骨はどちらにあるのか?

「1周忌後に日光山に勧請すること」という遺命により、全てを日光山に移されたという説と、一部を久能山に残したという説がある。

家康廟を参拝した後、宝物館で家康の宝物などを見、境内から眼下に広がる駿河湾に感嘆し、再びケーブルカーで日本平に戻った。10数年振りの東照宮見学であった。

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元記事 2012年8月8日