成田市

成田下総地区巡り 迎接寺

楽満寺からあぜ道に近い道を進む、冬父(とぶ)の迎接寺に向かう。 この寺院は、弘仁3年(812)に弘法大師が聖徳太子作の阿弥陀三尊を携えて来たとき、領主多五郎入道政吉の古地である当地に案内され、心にかなう地に一寺を創建したのが本寺であるという…

成田下総地区巡り 楽満寺

延暦2年(1212)に国一禅師が開基で、本尊は如意輪観音。 行事として3月26日から16日間、「札内ち」と称する数十ヶ町村の観音巡拝と、春秋に利根川沿岸の常総の村々を観音様のご分身を背負って回る「背負い観音」の特異な行事がある。 本堂には多…

成田下総地区巡り 下総歴史民俗資料館

平成7年(1995)2月、旧下総町の町制40周年を記念して下総運動公園の一角に建てられた。 公民館前に車を止めて、資料館に向かう。丘陵地帯に設けられた広い運動公園。前にはモダンな建物。これが歴史民俗資料館。 靴を脱いで館内へ。実に民俗資料が…

成田下総地区巡り 小御門(こみかど)神社

この「成田市下総地区巡り」の見学目的地のもう一つは、小御門神社である。 祭神は鎌倉末期の公卿である花山院大納言藤原師賢(もろかた)である。この師賢は、後醍醐天皇の側近で、時に鎌倉幕府の北條氏打倒を計画したが、事前にその計画が漏れ、幕府方に捕…

成田市下総地区巡り 滑河観音(龍正院)

この成田市下総地区巡りの最大の見学地が滑河観音である。 上野寛永寺の末寺で、坂東33ヶ所観音霊場の第28番札所である。 平安時代の承和5年(838)、又は同7年に滑河城主小田宰相将治が「朝日ヶ淵」(寺の西方約200m)からすくい上げた観音像…

成田市下総地区巡り 昌福寺

西大須賀にある昌福寺は、室町時代の永正14年(1517)に高僧昌順が開山し、のちに良正が中興である。 本尊は阿弥陀如来。かなり大型で、室町様式を伝える木造寄木の座像で、慈覚大師の作という。 寺宝として平将門の愛妾である桔梗の前の鏡と短剣があ…

成田市下総地区巡り 児(ちご)塚

国道51号(佐倉街道)を進み、成田市役所に寄り、下総地区の資料を手に入れ、宝田交差点から県道161号(水掛街道)を進み、下総地区に行く。 まず、立ち寄ったのは四谷にある「児塚」である。民家の一角にあり、地元では「子供の霊を慰めるため、供養塔…

竹久夢二「宵待草」のヒロイン、長谷川カタの居住跡(成田市田町)を訪ねて

2007年12月7日、「宵待草」のヒロイン、長谷川カタの居住跡の現状を知るため、成田市田町を訪ねました。 JR千葉駅から成田線に乗って、30分余りで成田駅に到着しました。千葉に長く住んでいますが、電車で成田に来たのは初めてでした。 成田山東門から田町東…

成田祇園祭

昨日、仲間と成田祇園祭の見学に出掛けました。開始が1時間も遅れ、開始前に昼食の時間となった。 ウナギでスタミナをつけ、再度、成田山新勝寺の境内へ。10基の御輿・屋台が本殿前に出て、一礼して街内に繰り出した。 2年前にもこの祇園祭の見学に来た…