静岡の旅 静岡浅間神社

次に訪れたのは、静岡浅間神社。この神社は、神部(かんべ)神社と浅間(あさま)神社、大歳御祖(おおとしみおや)神社の三社を総称している。いずれも、駿河国総社として広く信仰されているという。

三社とも鎌倉時代から歴代幕府の崇敬を受け、江戸時代には、徳川氏の篤い尊崇を受けて寛永・文化年間に大造営が行われた。特に文化5年(1804)から60年余の歳月と巨額な費用を投じて建築されたのが現在の社殿群であるという。

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境内は4万5千坪と広く、宏壮華麗な社殿群があり、いずれも漆塗りの極彩色で、特に楼閣造りの大拝殿は、浅間造りの代表的なもので、高さ25m、殿内が132畳敷きの広さがある。

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楼門といい、大拝殿といい、それぞれの神社の社殿といい、立派なまので、じっくり見ると、かなりの時間を要するところである。それにしても、大拝殿は見応えがある。

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夏の暑さ。ほどほどに休憩所に入り、お茶を頂く。冷たくておいしい。「おせんげんさま」参拝記念に「葵大丸」のお煎餅を買い、食べることにする。「安倍川もち」も売っており、個々の社殿に対しておごそかに拝礼するのを省略し、本物を食べに安倍川沿いに向かうことにする。

何と気ままな「三人旅」でしょう!この旅も、2人で始めてから30年以上経過している。よくも続くものである。

 

元記事 2012年8月4日