武田信玄の四女・真理姫物語(5)

理姫は、隠棲しながらも、木曽谷の土豪たちと連絡を取り、木曽家再興を念願していたが、それを果たすことなく、正保4年(1647)7月10日に98年という長く、苦難な人生を終えた。

墓は、旭市網戸の東漸寺(義昌公菩提寺)と木曽町三岳野口の上村家敷地内にある。また、慶長6年(1601)に旧山村家の敷地跡に木曽代官山村良勝が開基、良勝に従い阿知戸からこの地に来た柱山(ちゅうざん)和尚が開山となり創建された大通寺(木曽町福島)には真理姫の供養塔が建てられている。

・真理姫法名 真龍院殿仁栄宗真大姉