今年の旅の最後は、東海道五十三次の16番目の宿場の「由比宿」。
天保年間には、本陣1、脇本陣1、旅籠32軒、家数160軒、人別713人であったという。
宿場の入口では街道が鍵の手に曲がっている、いわゆる「枡(ます)形」が現在も見られる。
由比本陣の屋敷は、広さが約千三百坪もあり、大名などが休泊した母屋は、表門を入った正面にあったが、明治初年に解体された。
現在、この地は整備され、由比本陣公園として整備され、「東海道広重美術館」などが建てられている。庭園には本陣の表門、物見櫓、木塀などが復元されている。
また、由比港の桜エビの水揚げ高が日本一で、毎年5月に「桜エビ祭り」が開催されている。